耐震住宅におけるメリット・デメリット

主に壁の強度を上げる技術である耐震住宅は、地震に対して耐える構造物を創出するメリットがあります。構築物が頑丈であっても、地震の揺れは建物内部に伝わる劣位する点があり、木造3階建てであれば2階より3階へと上がるほど揺れ大きくなる特徴があります。

建築物の主要な部分に耐力上として一般的に使用される構造用合板や耐力部材である構造用パネルを用いて構成する面材耐力壁、軸材である筋交いを持ち入る筋交い耐力壁など、利用や費用対効果別にいろいろ用意されている利点があります。

免震住宅と比べて、食器類の飛散や置物の転倒及び躯体損傷においてデメリットが発生します。上階に行くほど揺れが大きくなる耐震の構造は、地表面のエネルギーが直接伝授ではなく、建物が地面より小さな揺れとなる免震構造に比してウイークポイントが存在します。

地震時で恐れのある建物の崩壊を防ぐ技術である耐震構造は、建物の骨組みに注力し、建物全体を固く固定することで衝撃に耐える工法であるストロングポイントの一方で、揺れの軽減率が期待出来ない劣後点が存在します。

二次災害は避けられないですが、大きな地震でも建物の骨組みを損なわれ傷つく程度に抑え、取り壊しが必要となる程度の大破に至らない期待のある利点も有し、予算面では好都合な構造物です。